AMUSE で使えるモデル比較(v2.3.15)
AMUSE でかたっぱしからモデルをダウンロードし、それぞれで生成してみました。
やったこと
全モデルをダウンロードし、以下の条件で生成しました。
- モデルごとに同一プロンプトを使用
- 解像度が512pxのモデルは
SuperResolutionで1024pxに拡大 - 猫プロンプトでの処理速度を計測(モデルのロード時間を除く)
なお FLUX.1 系とStableDiffusion3.5系ははスペック不足でエラーが出たので載せていません・・・
あと Hyper SD はうまく出せず。
プロンプト
それぞれ、以下のプロンプトで生成しました。
サイバーパンクな猫
best quality, ultra detailed, cyberpunk, cat is playing gadget, leather jacket, eyewear
女子高生
best quality, japanese girl, portrait photo, bokeh, so cute, so young, high school uniform, bowtie, callored shirt, summer, classroom, near window, short hair
魔法使い
Create an image of a wise old wizard with a long white beard, holding a staff topped with a crystal and casting a spell
アーケード
Create an image of a retro arcade filled with flashing lights, beeping sounds, and rows of arcade cabinets
街並みと車
Create an image of a bustling city street with cars, buses, and pedestrians bustling about their day
出力結果
※ 画像をクリックするとプロンプトを確認できます
Animatrix LCM
- 出力設定
- 生成速度(秒): 超高速(1.7秒)
- ステップ数: 6
- サイズ: 512
- 品質: 中
- 作風: リアル、ややイラスト
シーンのディティールは潰れがち。
AzilbPixelMix
- 出力設定
- 生成速度(秒): 超高速(1.6秒)
- ステップ数: 10
- サイズ: 512
- 品質: 中
- 作風: ピクセルアート
Copax TimeLess Turbo
- 出力設定
- 生成速度(秒): 超高速(2.9秒)
- ステップ数: 6
- サイズ: 512
- 品質: 中
- 作風: リアル、ややイラスト
Copax Timeless XL Lightning
- 出力設定
- 生成速度(秒): 中速(27.3秒)
- ステップ数: 8
- サイズ: 1024
- 品質: 中
- 作風: リアル
Cyber Realistic LCM
- 出力設定
- 生成速度(秒): 超高速(1.6秒)
- ステップ数: 6
- サイズ: 512
- 品質: 中
- 作風: リアル
女子高生は普通にいそう。
Dreamshaper Lightning
- 出力設定
- 生成速度(秒): 中速(28.9秒)
- ステップ数: 8
- サイズ: 1024
- 品質: 高
- 作風: リアル
Dreamshaper v7 LCM
- 出力設定
- 生成速度(秒): 超高速(1.7秒)
- ステップ数: 6
- サイズ: 512
- 品質: 中
- 作風: リアル、ややイラスト
iNverse Mix XL
- 出力設定
- 生成速度(秒): 極低速(92.6秒)
- ステップ数: 30
- サイズ: 1024
- 品質: 高
- 作風: リアル
Real Cartoon 3D
- 出力設定
- 生成速度(秒): 高速(9.1秒)
- ステップ数: 30
- サイズ: 512
- 品質: 高
- 作風: イラスト
SD Turbo
- 出力設定
- 生成速度(秒): 超高速(1.4秒)
- ステップ数: 4
- サイズ: 512
- 品質: 中
- 作風: イラスト
サイバーパンク猫の方は2回やってどっちも同じ感じでした。
SDXL Lightning
- 出力設定
- 生成速度(秒): 高速(13.1秒)
- ステップ数: 8
- サイズ: 1024
- 品質: 中
- 作風: イラスト
イラスト風の絵がほしいときにいいかも。
SDXL Turbo (Default)
- 出力設定
- 生成速度(秒): 超高速(2.3秒)
- ステップ数: 4
- サイズ: 512
- 品質: 中
- 作風: リアル
SDXL Turbo (RyzenAI)
- 出力設定
- 生成速度(秒): 超高速(2.3秒)
- ステップ数: 4
- サイズ: 512
- 品質: 中
- 作風: リアル
モデルの使い分け
生成速度・標準解像度で出力される画像に特徴があります。
生成速度
早ければ早いほどたくさんの画像を生成できるので、その中からベストを選ぶという使い方ができます。
ただし高速モデルは低解像度(512px)のものが多いので、ディティールは潰れがちになります。
標準解像度
512px と 1024px のモデルがあります。
生成速度は遅くなる傾向にありますが、ディティールを出したい場合は 1024px のモデルを選ぶと良いでしょう。
自分のほしい画像は？
生成速度と解像度のバランスで選ぶことになると思います。
Copax / DreamShaper / Fluently / Juggernaut / Realistic Vision は複数のモデルがあるので、高速モデルでプロンプトを試行錯誤してから高解像度モデルで生成する方法もできます。
とはいえ、同じモデル名でも出てくる人物の特徴が違ったりするので、結局は好みのモデルで作成するのが早道ということもあります。
まとめ
なんとなく、自分で使いたいモデルを探すのにまとまっているといいなと思って頑張って作ってみました。
イラスト系、リアル系などモデルの特徴が把握できて良かったと思います。
標準解像度が1024pxのモデルならハズレにくいので、あとは生成速度との兼ね合いなのかな。
個人的には、30秒程度で出力できてそこそこキレイな Juggernaut XL v11 Lightning や、低速だけど質感が好みな Zavy Chroma XL と iNverse Mix XL が好みかなと思いました。
暇があったら他の生成結果も載せようと思います！