RTX5070+StableDiffusion
RTX3090がお亡くなりになり、不便だったのでコスパの良いRTX5070を導入。
以外に StableDiffusion を動かすのが面倒だったのでその記録。
RTX5070新PCにStability Matrixを入れてみた【環境構築ログ】という記事を見ると、ノーコンフィグでRTX5070+StableDiffusionが動作したみたいなので挑戦してみました。
が、既存の環境も別フォルダに残しつつ、新たに最新版をDLして構築したのですが動作せず・・・
なんとか xformers 抜きで動作させられたのでやったことをメモしときます。
インストールしたもの
StableDiffusion WebUI forge です。
なんとなく、forge で使ってみたかった。
事前準備
RTX5070のような、RTX5000系はcudaバージョンが12.8以降じゃないと動作しません。
12.9、13.0も存在しますが、まずはミニマムバージョンの 12.8 が必須となります。
- NVIDIAのドライバ最新化
- cuda toolkitは
12.8をインストール - 実行環境は
python 3.10- Microsoft Storeから インストールした
環境インストール
StableDiffusion WebUI forge をインストールします。
インストールとは言ってもポータブル版なので、フォルダに突っ込んで起動するだけです。
インストールは問題なく成功しますが、問題はこのあと。
そのままだと cuda121 のライブラリがインストールされるため、RTX5070では動作しませんでした。
手動で cuda128 版を適用する必要があります。
実行環境を整える
python環境に入り、ライブラリを cuda toolkit 12.8 に対応させないと動きませんでした。
コマンドプロンプト(cmd.exe)に管理者権限で入り、forgeのインストールフォルダまでたどります。
フォルダは自分の環境に合わせて読み替えてください。
cd \ai\StabilityMatrixPortable\Data\Packages\stable-diffusion-webui-forge
python仮想環境の有効化
.\venv\Scripts\activate
実行環境を整える
xformersはとりあえずなしで、torch 関連のライブラリを12.8に対応させます。
--index-url https://download.pytorch.org/whl/cu128 がポイント。
pip uninstall torch torchvision torchaudio
pip install torch torchvision torchaudio --index-url https://download.pytorch.org/whl/cu128
とりあえずはこれで動作することができました!
おまけ・重量ライブラリをキャッシュ
何度もビルドすると、そのたびに重量級ライブラリのダウンロードが走ったので、キャッシュさせておくとトライ&エラーの効率が上がります。
グッドラック!
python -m pip install --upgrade pip setuptools wheel ninja
pip download --pre -d .\wheels torch torchvision torchaudio --index-url https://download.pytorch.org/whl/cu128