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RTX5070+StableDiffusion

· 約4分

RTX3090がお亡くなりになり、不便だったのでコスパの良いRTX5070を導入。
以外に StableDiffusion を動かすのが面倒だったのでその記録。

RTX5070新PCにStability Matrixを入れてみた【環境構築ログ】という記事を見ると、ノーコンフィグでRTX5070+StableDiffusionが動作したみたいなので挑戦してみました。

が、既存の環境も別フォルダに残しつつ、新たに最新版をDLして構築したのですが動作せず・・・
なんとか xformers 抜きで動作させられたのでやったことをメモしときます。

インストールしたもの

StableDiffusion WebUI forge です。
なんとなく、forge で使ってみたかった。

事前準備

RTX5070のような、RTX5000系はcudaバージョンが12.8以降じゃないと動作しません。
12.913.0も存在しますが、まずはミニマムバージョンの 12.8 が必須となります。

環境インストール

StableDiffusion WebUI forge をインストールします。
インストールとは言ってもポータブル版なので、フォルダに突っ込んで起動するだけです。

インストールは問題なく成功しますが、問題はこのあと。

そのままだと cuda121 のライブラリがインストールされるため、RTX5070では動作しませんでした。
手動で cuda128 版を適用する必要があります。

実行環境を整える

python環境に入り、ライブラリを cuda toolkit 12.8 に対応させないと動きませんでした。

コマンドプロンプト(cmd.exe)に管理者権限で入り、forgeのインストールフォルダまでたどります。
フォルダは自分の環境に合わせて読み替えてください。

cd \ai\StabilityMatrixPortable\Data\Packages\stable-diffusion-webui-forge

python仮想環境の有効化

.\venv\Scripts\activate

実行環境を整える

xformersはとりあえずなしで、torch 関連のライブラリを12.8に対応させます。
--index-url https://download.pytorch.org/whl/cu128 がポイント。

pip uninstall torch torchvision torchaudio
pip install torch torchvision torchaudio --index-url https://download.pytorch.org/whl/cu128

とりあえずはこれで動作することができました!

おまけ・重量ライブラリをキャッシュ

何度もビルドすると、そのたびに重量級ライブラリのダウンロードが走ったので、キャッシュさせておくとトライ&エラーの効率が上がります。
グッドラック!

python -m pip install --upgrade pip setuptools wheel ninja
pip download --pre -d .\wheels torch torchvision torchaudio --index-url https://download.pytorch.org/whl/cu128